以前にやった必殺仕事人2007でも思ったことですが経師屋の涼次役のTOKIO松岡君、色々と作りすぎです(笑)もっと普通にやればいいのに……と思うことしきり。まー、あれはあれでいいのかも知れませんが。
しかし、一体誰を目標にしているんだろう、あのキャラは。過去の必殺シリーズのキャラで女好きは数多くいたけれど、食道楽は……そう言えば梅安さんは結構食道楽っぽいか。どっちかと言うとあの人は食道楽という言うよりもグルメっぽい気がするけど。
今更ではありますが、緒形 拳さんのご冥福をお祈り致します。
いい俳優だったなー。これからどんどんああ言ういい俳優はいなくなっていくんだろうなぁ。
それはさておき。
まー、メインを張っている役者がジャニーズ系なので女好きとかそう言うのは多分アウトなんでしょうけど。しかしみんながみんなストイック系だと話に広がりがないような気がしないでもないんですが。情をかわした女の恨みを晴らす為、自ら依頼人となる仕事人というのは今までのシリーズの中でも数多くあった話のパターンだと思うんですがねぇ。もっとも惚れた女の為とか言うのを松岡君辺りがやってくれそうだけど(ヒガシは妻帯者だし、大倉君は既に惚れた女が死んで、その為に仕事人になったという経緯だし、やれるとしたら松岡君ぐらいだ)。
ヒガシが演じる渡辺小五郎はちょっと綺麗すぎ。主水さん程軽んじられている訳でもなく、小狡くもない。昼行灯と言われてはいますが、単にやる気のない芝居好きな人みたい。さほど裏とのギャップが今のところ見られない気がする。この辺はこれからのところか。もうちょっと小狡いというか、小汚いところを見たい気がする。袖の下を貰うところとかみてみたいけども、きっとイメージが許されないんだろうなぁ。
さて、大倉君……この人は他の二人ほどよくは知らないんですが、今のところ各シリーズにおける若手のポジションか。他の二人程裏稼業に染まってもなく、表と裏との葛藤に悩むキャラ。これが過去のシリーズだとグダグダ言うと容赦なく主水さんやら他の年長キャラの鉄拳制裁をうけたりするようなポジションだけども……期待出来ないだろうなぁ。まぁ、松岡君辺りから説教されてるシーンがあるけど、それが限度か。
果たしてこの仕事人2009、最終回で誰かが無様に死んだりしたら結構凄いと思うんだけども……まぁ、無様な死に様はきっとないだろう。かなりの確率でかっこいい死に様になるはずだ。間違っても拷問を受けた末に廃人になったり、どぶ川に追いつめられて斬り殺されたりはしないだろう。そうなったりしたらある意味神作品になる可能性が出てくるけど。
内容的には……久し振りの必殺スペシャルの割に敵がそれほど大きくない。しかしながらやっていることはかなりえげつない。まさか孫娘の為に老人が暮らしている長屋をぶっつぶそうとは。しかも皆殺し一歩手前までやるとは。奉行所の対応が遅すぎるのは役人の怠慢ぶりか、はたまた事前に手を回していたのか。
あの長屋でも皆殺しの場でよく生き残れたな、大倉君(そろそろ源太と言ってやれ)。下手をすればあそこで死んでいてもおかしくなかったのに生き残れたのは主役側補正のお陰だろう。
と言うか、井戸に入って難を逃れたお爺さんが何げに凄い運がいい。もっと言うとあのお爺さん以外に三人も生き残っていた事実がもっと凄い。あれだけ容赦なく皆殺しにしていたのにどうやって逃れたんだ、あの人達。想像するに、恵比寿屋が権藤さんを懐柔したぐらいまで上手く隠れていたんだろうなぁ。もうちょっと遅かったらきっと殺されていたに違いない。まさしく運がいい。
この皆殺しの現場に出てきたヤクザ者の親分はちょっと唐突な感じ。何となく最後の殺しのシーンの数あわせの為に出てきたような感じ。個人的には恵比寿屋と土建屋の人の絡みも少なく、この二人が繋がっていたのも説明不足か。
特筆すべきところは2007で出てきた玉櫛をここであっさりと殺してしまったことだろう。正直何の為にいたんだろうかと2007の時に思っていた彼女だが、2009SPにて急にキャラが立った。最後の土壇場で皆を裏切った権藤さんに斬られて、その後ろ姿をじっと見つめていた彼女は何を最後に思ったのか。そして彼女の死体をじっと見ていたくせに「知り合いか?」と問われて「知らない」と答えた涼次。ちょっとは怪しめとあの筆頭同心役の宇梶さんに思いつつ、それでもその時の涼次をかっこいいと思った自分がここにいる(笑)
きっと涼次は玉櫛に惚れていたんだろうなぁ。だからこそ彼はこの仕事にやたらやる気を出していたんだろうと言うことが容易にわかる。これがSPじゃなくて、且つ権藤さんがヒガシ演じる小五郎と絡んでいなければ、きっと涼次が彼を殺す役になっていたに違いない。
さてさて、殺しのシーンですが、とりあえずみんな喋りすぎじゃないか?
松岡君はかっこつけすぎ。殺し技が毒から針(仕込み針? それともあれは細身の剣?)に変わったことからその立ち位置はきっと秀、政系になったっぽいけども、派手なアクションは期待出来なさそうなのは何故だ? 秀とか政みたいに天井から飛び降り→相手に蹴り→とどめの一撃、と言う流れを久々に見たい気もするが……もしかしたら市松を狙っているのか? どっちにしろ最後の一言は不要のような気がする。2007の時も思ったけど。
源太こと大倉君は……技が微妙に変わって締め上げ系になったのか。しかしながら思い切りCGだよなー。まぁ、首に刺さるというのはちょっと無理があったような気がしないでもないし(既に前例あるしなー。夜鶴の銀平さんとか)。しかしその内勇次とか竜みたいにいつの間にか枝やら天井やらに引っ掛かって宙吊りにする、みたいな形になったら笑えるかも。しかし、CGだなー……。
主水さんは、まぁ、あんなもんでしょう。もうお年ですから派手なことは無理だろうし。しかし、中村主水は本当は滅茶苦茶強いのだぞ。あんなせこい技じゃなくってもっと豪快な殺し技を見たければ新・仕置人か商売人辺りを見ればヨロシ。ちなみに個人的中村主水BESTは仕業人最終回の決闘、新・仕置人最終回の斬り込みあたり。
小五郎さんは……元々ヒガシ自体がかっこいいし美形だから、上にも書いた通りギャップが少なく、その為に凄みをあまり感じられない。闇の中から浮かび上がっても怖さを感じないと言うべきか。悲しいかな、かっこいいままなんだよなー。
今回のSPは権藤さんがやはり肝ですかね。あの人、玉櫛に「腹一杯喰う方法がある」とか言っていたけども、冒頭の時と同じく彼女に無銭飲食の罪を着せてぶった斬るつもりだったんじゃなかろうか。もし、あの場に老人達が来なければ一体どうなっていただろう?
ちょっと(かなり?)歪んでいたのはいたけども、あれでも一応自分なりの正義を持った人で、身分が低い故に鬱屈して、ああなってしまったのか。同情する余地はあると思う。最後の最後で出世に目が眩んで裏切ってしまわなければ、だけど。
しかしながらヒガシの「仕事人はクズだ。だが、お前はもっとクズだ」との台詞が私の心にはまるで響かなかったのは何でだろう? かっこいいとは思うけども、仕置人の時の主水の台詞「俺たちゃ悪よ。悪で無頼よ〜〜」の台詞は好きなんだけどな。
そう言えば仕事が終わった後川で手を洗っている源太に涼次が言った台詞も昔あったなー。いくら洗っても人を殺した罪はその手から落ちない、的な台詞。この台詞はやはり仕事屋稼業の最終回一話前の時の方が強烈だった。
仕事を終えて自分の店(そば屋)に戻ってきた主人公(緒形 拳)。桶で手を洗っていると奥にいた彼の内縁の女房(中尾ミエ。緒形が殺し屋を裏稼業としてやっていることを知ってしまった。実はこの回で妊娠?これは勘違いだったか流れたかは忘れた)がそれを見かけて「そんな事したって無駄よ! 人を殺したことに変わりはない!」と叫ぶ。強烈なのはその次。「あんたの子供なんか出来なくてよかった! 殺し屋の子供なんて!」 まぁ、台詞はうろ覚えなんですが、その時の緒形さんの顔が何とも言えませんでした。その後最終回ではちょっとぎくしゃくしているような感じでしたが、結局緒形さんはお尋ね者になって江戸を逃亡、中尾ミエ扮する内縁の女房はそのまま一人江戸に残されて、と言うエンド。昔はこう言うやるせない終わり方が多かったんだよなー。仕事人以降の正体がばれました、それじゃほとぼりが冷めるまで江戸から離れるから解散、みたいな安易な形じゃなかった。仕事人になってからのレギュラー殉職率の低さは………。
まー、ブツブツ言っておりますが、久し振りの仕事人、結構面白かったです。
何と言っても中村家のあの三人がまだちゃんと揃うこと自体が凄い(笑)
ちなみに今回のSPでもっとも秀逸だったのは渡辺家コント。赤ちゃんが出来ますようにと小五郎さんの嫁さんが出してきたのが「当たり」と書いた布(半纏か、それとも着物か?)。矢場の暖簾を貰ってきて作ったというのが何と言うか気に入りました(昔々、仕事人の頃に中村家ではもう子供は期待出来ないから、と言う理由で鯉のぼりを主水さんの着物に仕立て直した、と言うエピソードが合って、それを思い出してしまった)。
最後に。
やっぱり殺しのシーンの音楽は新規のものがよかったなーと思う今日この頃。折角主役三人で歌っているんだからそれを必殺風にアレンジすればいいのに。この2009が終わるまでにやってくれないものですかねぇ?
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

